チェコ旅行の準備

旅の準備・プランニング

ツアーではなく個人でのチェコ旅行について、旅の準備段階で役立ちそうな情報を掲載します。

チェコの良い点

  • プラハやチェスキークルムロフなどヨーロッパのらしいとても美しい街がある。
  • ホテル代は安くはないが、それ以外の物価は安め。特にビールは非常に安い上にとても美味しい。
  • 5月のプラハの春音楽祭など世界的なイベントも開催される。

チェコは日本からの直行便が無いのでフランクフルトやパリ、ロンドン等のヨーロッパの主要都市からプラハへ乗り継いで来るか、ウィーンやベルリンからプラハに鉄道で入るケースが一般的だと思います。

チェコ国内への格安航空会社を利用した入り方

ヨーロッパの主要都市からプラハへは数多くの航空会社が乗り入れており、チェコ航空などの普通の航空会社以外にもEasyJetなどの格安航空会社が乗り入れています。プラハへの移動方法として格安航空会社がお勧めな理由としては普通の航空会社と同じプラハ・ルズィニェ国際空港に就航しているのでロンドンやフランクフルトのような街から遠いセカンダリーエアポートを使わないので空港からのアクセスも楽です。

プラハ空港が拠点の格安航空会社として以前はSkyEuropeという格安航空会社がヨーロッパ各地に低価格で飛んでいましたが、残念ながら倒産してしまい今はSmartWingsとポーランドの格安航空会社WizzAirがプラハを拠点にヨーロッパ各地へ飛んでいます。
JALやANA等のエアラインを使ってのプラハへの入り方としては、パリのシャルルドゴールまでの直行便を買い、CDG-PRG間はSmartWingsかEasyJetがシャルルドゴールの格安航空会社専用のターミナル3からプラハまでの便を運行しているのでそれを使うとロンドンでヒースローからルートンやスタンステッドに移動するようなバス代等の費用もかからずスムーズかつ安くプラハ入りすることが出来ます。

格安航空会社を利用する前に必ずメジャーなエアラインの価格もチェックしてみましょう。
BA(ブリティッシュエアウェイズ)なんかは片道でも割と安いのでロンドン経由であるならば一度見てみるべきです。
AF(エールフランス)やLH(ルフトハンザ)も片道ではびっくりするような値段になりますが往復なら結構安い時があるので、格安航空会社の運賃があまり安くない時は普通の航空会社を使うのも一つの手です。
チェコ航空はあまり割安な運賃を見かけないので、一応調べて見た方が良いかと思いますがあまり期待はしない方が良いでしょう。ただ、チェコ航空だと着陸してからスポットに行く間にスメタナのモルダウ(ヴルタヴァ)のメロディが流れてきてチェコに来た!!という感じがして旅行気分を盛り上げてくれます。

プラハの路線が充実している格安航空会社

SmartWingsはプラハを拠点に主にヨーロッパのリゾート地へ飛んでいる格安航空会社です。
価格帯としては激安というレベルではありませんが、割安な価格でプラハまで行くことが可能です。
ここは確か無料で機内食が出てきました。格安航空会社の割にそんなに品質が悪いわけではないのでRyanairの安かろう悪かろう系よりもEasyJetのある程度のサービスを期待する人ならSmartWingsは大きく外さないエアラインでしょう。

Wizz Airはポーランドの格安航空会社ですが、プラハ空港からの路線も充実しています。
このLCCの傾向としては東欧のRyanairという感じの安かろう悪かろう系の価格勝負な感じです。路線網はプラハからイタリアやスペインなど南欧への路線が多く、プラハからヴェネツィアやバルセロナなどの便があるのでルート的には若干使いにくい気もしますが、上手くやれば面白い旅程を作れそうな感じです。

EasyJetはプラハ拠点の格安航空会社ではありませんが、プラハからパリ(シャルルドゴール空港)やミラノ(マルペンサ空港)等の主要都市に数路線就航しています。

チェコ国内の移動

チェコは国土が小さいので国内の移動は鉄道かバスがメインです。
鉄道はベルリン~ドレスデン~プラハ~ブルノ~ウィーンが幹線なのでプラハ~ブルノ間は鉄道での移動が便利です。

チェコ国鉄はオンラインでの購入も出来るので現地で駅の窓口に並ぶのが面倒ならさくっとネット予約で乗ってしまいましょう。
しかし、それ以外の路線では本数があまり多くない上時間もかかるので鉄道にこだわりが無ければバス移動の方がベターです。
世界遺産の美しい街であるチェスキークルムロフへもバスでの移動の方が所要時間も短く快適だと思います。
チェスキークルムロフへはStudent Agencyというバス会社のバスであれば設備も整っていてお勧めです。なんとバス社内にフリーWiFiもあるのでスマホやタブレットPCやノートPCがあればネットで暇つぶしも出来る充実ぶりです。しかもオンライン予約も出来るので非常に便利です。

チェコ国内の宿泊

チェコは国土が小さい上、各地への交通網がプラハから網の目上になっており、地方都市から地方都市という移動が意外としにくいため、プラハを拠点に各地へ日帰りや1泊2日程度のショートトリップがお勧めです。
プラハのホテルは安宿~高級ホテルまでそれなりに充実していて、トリップアドバイザーのレビューを見ても平均点が高くホテルの質も高く、ホテル選びも楽しい街です。

プラハならではの宿泊をするならホテル代は高いですが旧市街広場付近の世界遺産になっているエリアやプラハ城を下った辺りにあるマラーストラナ地区など中世の街並みを色濃く残しているエリアに宿泊して中世の雰囲気を満喫してみたり、あるいは「Hotel Josef」や「Andels」などのデザインホテルに泊まってみるのも多種多様な建築が残るプラハならではのホテル選びと言えます。
デザインホテルに泊まるのも面白い選択肢です。写真はAndels Hotel Prague
デザインホテルに泊まるのも面白い選択肢です。写真はAndels Hotel Prague

安宿を選ぶならホテル周辺のトラムや地下鉄の路線をチェックしてから選べば旧市街広場やカレル橋から遠い割に意外と便利という穴場も見つけやすいでしょう。

プラハの楽しみ方

プラハは世界遺産だけあり見所が沢山ある街です。
とても絵になる街並みなので写真が好きな人は写真を撮っているだけでも楽しめると思います。特にブルタヴァ川のカレル橋とレギー橋の旧市街側から見たプラハ城とカレル橋の風景はとても絵になり、この場所からの夜景は特にお勧めです。
カレル橋の旧市街側の塔の上から撮ったプラハの夜景
カレル橋の旧市街側の塔の上から撮ったプラハの夜景

また、音楽の都ということもあり、各地で観光客向けのミニコンサートが行われています。市民会館のスメタナホールで行われているコンサートなら美しいスメタナホールの内装も楽しめます。ミニコンサート位ならドレスコードもないので気負わなくてもその日の気分で気軽に聞きにいけます。値段もそれほど高くないのでチェコならではの旅の思い出になると思います。
ミニコンサートでは満足できないという人なら是非「プラハの春音楽祭」を聞きに行ってみてください。
プラハの春音楽祭の会場となる市民会館。内装も必見。
プラハの春音楽祭の会場となる市民会館。内装も必見。

初日のオープニングコンサートはチェコフィル等のチェコを代表する楽団がスメタナの我が祖国を演奏する世界的に有名な音楽祭で日本からも多くの観光客がこれを聞きに訪れています。(音楽祭クラスのちゃんとしたコンサートだとドレスコードがあります。Tシャツ等のラフな格好で突撃すると一人浮いて赤っ恥確実なので男性ならスーツと革靴位は必要です)

チェコのお勧めリンク集

記事の情報は2011年11月当時のものです。